みなさんこんにちは。今回は、2023年8月にフランスで開催された世界最高峰の1200kmサイクリングイベント「PBP(パリ・ブレスト・パリ)」に初挑戦した際の、「出走中に現場で感じたことや気づいたノウハウ」のサマリーをお届けします。
📌 この記事の3ポイントダイジェスト
・走行とトレインの戦略:スタート直後の無理な高速巡航を避けつつ、中盤以降はイギリス人やフランス人の海外サイクリストと協調して走るリアルな集団走行(トレイン)の実態
・経路上での補給術:チェックポイント(PC)での滞在は最小限に抑え、現地のスーパーやパン屋(ブーランジェリー)、マクドナルド、私設エイドを活用した時間節約な補給事例
・睡眠・休憩のマネジメント:後半に訪れる深刻な睡魔と疲れを回避するため、「ゾンビ化」する前にPC1での仮眠や、事前に予約していたルート沿いのホテル(ルデアックのIBISなど)でしっかり休息を取る計画的なタイムマネジメント
今後、海外の1200km以上の長距離ライドや、フランスのPBP本番に向けて具体的な走行・補給・睡眠計画を立てたいサイクリストの参考データとしても役立つかもしれません。それでは、スタート直後の高強度な集団走行の様子から、実際の休憩ホテルのリアルな活用方法まで一挙にご紹介します。
なお実際にパリブレストパリを走った様子はこちらの風景の方をどうぞ
2023PBP(パリブレストパリ) 風景 前編 - Enjoy! ロングライド
このサマリーには経路の中で感じたり気づいたことなども書いていきます
5)スタート後
【走行】
・ペース
出発直後は全体にペースが速く、密集しているのでつい無理をしがち。マイペースを心がけました。しかし、一方でこの速いペースは貯金を作るには良いチャンスと見えました。日本でもある程度高強度で高速巡行ができるよう準備をしておくと良いと感じました。
具体的には200キロのブルベをコンビニはレシート取得のみで休憩せずに走り続けるとか、ペースをこれまでより1-2割上げるとか。キャノンボールも良い練習、と言えるかもしれません。
自分の場合は基本7-8割くらいで走って、あまり疲れないようにしていました。

・トレイン
スタート直後は速い特急列車ばかりだったので、無理に乗る事はしませんでしたが、途中で少し早い足の人とトレインとなることが何度かありました。
トレイン形成されてなくても、自分がそこそこのペースで走ってると気がつくと、後に付かれたりと言うこともありました。そこは自転車と言う乗り物の性格上自然と発生するものなので、お互いに理解しながら距離を伸ばしていくと良いと思います。
トレインは日本ではなかなか親しい知り合いとしか組めない印象がありますが、フレッシュやBRMとかで足の合う方と組むのは大いにアリだと思います。ただし、日本は交通事情から信号があったり、横から車が飛び出してきたりと言うようなことがあり、リスクも高いので、その辺は考慮したほうがよさそうです。
自分の場合は、今回比較的長い間付かせていただいたイギリス人の方やフランス人のタンデムの方にはコントロールに着いた際に会話をしたりしていました。
・3日目以降のナイトライド
それなりに睡眠休憩とっていても疲れが溜まってくるので、足の合う人と眠気が襲う可能性のある時間帯トレイン組むのも完走に向けては有用です。ただし人によっては単独で行きたい方もいるので一声かけて、また苦しくなったら(相手含め)気を使わず離れる提案ができるとベターです。
なお2晩目からこの頃になるといわゆるゾンビ化した方も増えてきます。集団でややゆっくり走ってることもしばしばですが、リスク多そうなのでそのような集団(トレインではなく横に広がっているのが特徴?)には近づかずさっさとパスしていました。

【補給】
・基本PCはカードチェックとトイレ、給水のみとしました。 PCでの補給は、往路フジェールで飲み物のみ、サンニコラでソーセージのガレット、最後のドルーでラザニアをいただきました。
フジェール


サンニコラ


ドルー

・主に経路上のスーパー、パン屋、バーや売店で寄り道して補給を活用しました。
また私設エイドには何度となくよりましたが基本飲み物や水の補給でした。大規模で名物になっている私設エイドはそのものがエンターテイメントでおすすめです















・マクドナルドも往路でよりました。

私設エイドのイメージ
















【休憩休息】
・初日の夜は寝ずに走ると言う選択肢もありますが、その後のことを考えて仮眠室をPC1で取り2時間の滞在としました。これは1時間位でもよかったかもしれませんが、2日目はルデアックからさらに先のサンニコラ(482km)まで行き、予約していた宿で休息と決めていたので、正解だったかもしれません。
・PCではスタンプ、トイレで歩き回ることが休憩で、座ったり寝たりは基本しませんでした。
が、疲れたなーと感じた時は芝生に横になったりしました。これも日本での日頃の走り方によると思います。
・往路サンニコラのホテルでは2hほど、復路ルデアックのibisでは4時間半の滞在でした。
疲れは3日目以降に加速度的に顕著になるように感じますので復路ではしっかり休みリフレッシュすることが大変重要だと思います。
よく休んだ(寝過ごした)おかげで全くゾンビ化することなく走ることができたと思います。
・新しいルデアックのIBIS

・PCのトイレの様子

・途中のカルフールのトイレ

・最終PCで最終日明け方6:30ごろの風景
ゾンビになる前に寝るのが正解・・

6)フィニッシュ後
風景後編の後ろの方をご覧ください。
2023 PBP パリブレストパリの風景 後編 - Enjoy! ロングライド
制限時間に間に合わなくても最後まで走られる方が沢山いらっしゃいましたし、そういう走者を讃える人たちで深夜まで賑わっていました。
自分も仮に大きく遅れても最後まで経路を走ろうと思っていたので皆さん戻られた時は毎回感動でした。


次、帰国移動など最終章のエピローグに続きます
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