BRMや LRMなどロングライドを走られる方は皆さんそれぞれ快適に過ごす方法をお持ちだと思います。一方でBRMを始められた方やロードバイクに乗り始められたばかりの方は何をどう準備するのか、そもそも雨の予報なのに走るのか⁉︎と言ったところからかもしれません。
雨のライドは視界が悪いうえに路面との摩擦も低く、スリップやパンクなどのトラブルのリスクが高くなります。さらに身体や車体が濡れてしまうと不快で全く楽しくない、掃除が大変、という方も多いかもしれません。仕事やなんらかの義務により乗らざるを得ないなら仕方ありませんが、休日に趣味として楽しむためのサイクリングならば無理に走る必要は全く無く、シンプルにさっさとお休みすれば良いのです。
が、ランドヌール/ズの世界はやや異なることも。長距離の行程の中で突然天候が急変し、予報にも無かった大雨が降る、とかSuperRandonneurのために雨見込みでもBRM走りたい、と言ったことは珍しく無いですし、遠征旅行の場合は雨だからと言って旅行自体をキャンセルするのか?というジレンマに向き合うことになります。
実際に21年8月のオホーツク1300kmの時は往復の航空券、経路上の宿泊など全て手配していたので予定通り出走したのですが、折しも台風崩れの低気圧が停滞しており出走後27時間ほどはずっと強い雨(そして最後は向かい風の爆風)の中を走ることになったり、22年10月の米原1000kmも半分以上は雨ライドとなりました。
必ずしも雨ライドを推奨する訳では無いですが、走るなら安全に快適に、かつ楽しみながらが良いと思ったので少しまとめてみたいと思います。
1.気持ち
基本、時化の海の航海のようなもので、経験値が大切だと思いますが、決して我慢して走る苦行では無いと思っています。いかに快適に、道中の楽しみを見つけて、安全に走って無事戻るか、なのですがいきなり長距離ではなくても少しずつ経験値を上げていくのが良いと思います。また気乗りしない時、体調が悪い時など不安材料があるときは無理せずに見送り、気力的に楽しめそうな時のみに、というのは良いと思います。
2.装備
バイブルともいうべきばるさんさめはるさんのこちらをまず読まれるのをお勧めします。
「雨天ライド攻略本」電子書籍化のお知らせ | 東京~大阪キャノンボール研究
手袋:テムレス、モンベルの高めのレインジャケット、モンベルのストレッチサイクルレインパンツは装備としては鉄板だと思います。
雨具に数万円も⁉︎という方もパンツはこちらがお勧めです。(伸びるので膝への負担が軽く、防寒用途としても秀逸です)
装備面の他にも基本的なノウハウや押さえるべきポイントが一通りしっかりと網羅されています。
なお現時点では電子書籍のみかと思われますが、下記よりどうぞ
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3.実走の際に気をつけること
・白線の上は滑りやすい、マンホールの蓋はツルツル、白線の左側路側帯はパンクの原因の宝庫と言ったところでしょうか
・体が濡れた状態で長時間放置するとふやけてしまい、そこに動きが加わると皮膚のダメージが加速するので要注意
・複数日に及ぶ場合は着替えてサラッとできる準備お勧め
・ライト周りは命綱なので水没しても良いようにバックアップの準備を。
4.走った後
サビが発生しやすいので注油と潤滑を。その前に余分な水分は拭き取り、車体からもひっくり返したりして抜いておく。
ざっとこんな感じでしょうか。(適宜追記していきます!)
さて、ここからは実走編です。BRM224静岡オレンジ200の翌日は朝から雨でしたが、島田から旧東海道などを静岡駅まで雨ライドでした。
バックパックにもレインカバーを
大井川川越遺跡の方へ
旧東海道沿いに。大井川を渡るための拠点だったようです。
札場
遺跡の中はまた次回
昨日のBRM出走地点に。大井川の渡しの地からでした
その後藤枝の県道(旧国道)沿いのお茶屋さんでスイーツ休憩
お土産も購入、配送で
岡部宿
静岡の宿場の名物の一覧 見てて楽しく
宇津ノ谷ののぼり
明治のトンネルへ
歴史を感じる佇まい 当時は有料トンネルだったとか
静岡側の東屋 追い風400の豚汁補給ポイント
広重の絵にも出てくる丸子の名店
安倍川と言えばお餅。
静岡駅に。のんびりと輪行で戻りました
以上です。距離は35kmと、長くは無いですが楽しみながら走ることができました👍
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